BDとは??そして、つまり…〆
BD
(Bande Dessinee)
とは、フランスの漫画のことで、日本の漫画とはかなり違いがあります。
絵はほとんどがカラーで、一コマ一コマの完成度が非常に高く、画集やイラスト集と言えるほど
細密に描き込まれています。

私はフランスへ学校の研修旅行へ行った時にBDに出会いました。
初めてこれを見た時、自分にとっては衝撃的で、「これが漫画!?」と、うらやましくも感じました。
当時私は、商業誌(ジャ○プやサ○デー等の漫画雑誌)での漫画家を目指していて、
BDに憧れてもまさかそんな物を作ろうとは思ってませんでした。
当然、手の込んだカラー漫画なんて作家のスケジュールやコスト的にも無理です。
そしてこの時は、自分の漫画を生かす場所、漫画を”仕事”にする場所は商業誌しか無いと思ってました。
でも、雑誌に投稿したり、賞に入って編集部の担当がついても、
漫画業界のシステムを色々聞いたり見たりしているうちに、どんどんそれに対しての不満や疑問が募っていきました。
それをあげるとキリがありません。
漫画家になりたいなら、そういう不満や疑問を飲み込んで努力すればいい。
それをできる人がプロになれるんだろう。
そう考え、
とにかく描け。
雑誌に載ることだけを考えて”漫画家”と呼ばれるようになるまで耐えろ。
そう思えば思うほど、ますます漫画は描けなくなっていきました。
もし雑誌に載って”漫画家”と呼ばれる立場になったとしても、
自分自身はどうなんだろう?
ずっと不満や疑問を抱えたまま描くのか。
そんな気持ちで作った作品はどんな物になるのか。
それが自分の夢の形か。そんな場所で大きな目標を持てるのか。
どうしても良いビジョンは浮かんできませんでした。
そして私は商業誌での漫画家を目指すことはやめ、
他に自分の漫画を生かせる場所を探そう、作ろうと考えることにしました。
もちろん趣味じゃなく”仕事”にする為です。
そんな中、私の描きたい物は?と考えた時に浮かんできたのがBDでした。
絵がカラーだからとか、キレイだからという理由だけではなく、
BD作家は自分の作品としっかり向き合い、持っている技量を思いきり注いでいるというのを感じます。
そういう面を見て、
自分も作品に対してそうでありたい、そんな作品を作っていきたいと思い、
その作品をたくさんの人に見てもらい、意見を聞きながら作品を育てていこうと思いました。
まずの目標は、日本漫画とBDの良い部分を兼ね備えた、
自分の技量100%の漫画「日本BD」を作れるようになることです。
そして「日本BD」を新たな漫画のスタイルとして確立させ、それを”仕事”とすることが目標です。